実は、からだを「弱る」こと10選

しくみ・分解・仮説

健康に良いことを増やす」よりも、
「健康に悪いことを減らす」ほうが
より効果が大きいんです。


というわけで、

実は、体が「弱る」こと10選です。


意外とみんなしていませんか?
ぜひ、チェックしてみてね。

からだが「弱る」こと10選

□1.薬で風邪をすぐ治そうとする
□2.窓を開けて換気をしない
□3.痛いストレッチ
□4.ほぐし切るマッサージ
□5.クールダウンをしない運動・筋トレ
□6.水分不足時のパソコン・スマホ
□7.他人を責める
□8.自分を責める
□9.何かを犠牲にする健康追求
□10.退屈意外なものありませんでした?

または「わたし・・・やっちゃってる」
ってやつありませんでした?

「知らないところで体を弱らせていた」
と思うと怖いでしょ?

だから、
理由と対策をセットで知っておきましょう。

体を弱らせてしまうかなり重要ものです。

1.薬を風邪で治そうとする

これがなぜなのかというと・・・ 

一般的に言われるのが「免疫力が弱る」

つまり、
「怠けちゃうよ」
ということですね。

それともう一つ。
整体的に大事なのは・・・「お掃除」。

そう、風邪は「お掃除」なんですよね。

咳をする。
鼻水を出す。
汗が出る。

風邪をひくことで排泄物が増えますよね?

熱を出るというのも体の炎症ですけど
「消毒」している。


つまり、
熱を出して消毒して
ゴミや毒を出しながら、カラダのお掃除しているのが風邪ということね。


だからね。
定期的にお掃除することによって、
「病気をするリスクが減る」というふうに考えられます。


聞いたことあるかもしれませんが・・・

「風邪ひとつさえ引かないようなあの人がね。急に亡くなっちゃったのよ」

これは、
風邪ひとつさえ引かなかったから
急に亡くなるほど溜め込んでいたのかもしれませんね。

というわけで、
すぐに薬で治そうとしちゃうと
お掃除するリスクが減ることになります。


こまめに風邪を引くのは悪くはありません。
体の適応反応だったりしますから、
風邪は適度に引いておく。


そして、対策としては
さっさと薬で治そうとするんじゃなくて、
食事・防寒・睡眠で治しておくとカラダの力上がっていきます。

理由→ 免疫が怠ける&体のお掃除ができない(病原)
対策→ ふだんは、食事・防寒・運動で治す

2.窓を開けて換気しない

換気不足でプチ酸欠になるんですよ。

だってね。
空気がよどんでいるところで
呼吸気持ち良くできないですよね?


最低1日に1回、できれば3回は
窓を開けて換気しましょう。

2ヶ所窓を開けておくだけで
かなり空気の入れ替えができます。

それだけで疲れにくく、頭が冴えて、仕事の効率も上がってきます。

理由→ 酸欠→疲れやすく、メンタル↓頭の冴え↓
対策→ 最低1日1回、できれば3回は換気する

3.痛いストレッチ

これ、なぜかわかりますか?


・・・リバウンドがあるからです。


たとえば指圧やマッサージ、エステとかで
ギューギューと痛いぐらいの刺激でされちゃうと赤くなりますね。

刺激が強いということは
交感神経の「戦うモード」に入ってしまうと・・・

▼深い部分(神経など)が強ばる
▼筋肉や筋膜がいたむ(ケガ)
▼筋肉や筋質がおちていく(またすぐつかれるように)

なぜこんなことになってしまうのかというと、
脳が「攻撃を受けているかもしれない」と誤解するからです。

「固めてでも守らなきゃ!」と判断しちゃう。

興奮してるから、睡眠の質も落ちちゃう。

なので、ストレッチも一緒。

「痛いほど効くんだー!」と思ってやるのは
かなり逆効果なんです。


1番効くのは限界の7割ぐらい。
伸ばしすぎずに心地よい伸び感を重視しましょう。

ストレッチはそもそも、ゆるめるためのもの。

だから、「頑張らない方がよい」ことは
覚えておいてね。

理由→ リバウンドでより硬く&こわばりで睡眠↓
対策→ 「限界の7割ぐらい」でやる(一番効く)

4.ほぐし切るマッサージ

マッサージだけで本当に柔らかくなるまで
ほぐし切ってしまう・・・

これは、続けていくうちに、
「本人の力が、どんどん弱くなる」ということなんですよ。

「わたしがやらなくても、柔らかくしてもらえるんだ」って、
「サボる子」になっちゃいますよね。

それが「甘え」と「弱体化」を生んでしまう。

なので、マッサージというのは5割〜7割ぐらいは残しておく。

上手なマッサージ師や整体師さんは
ゆるめきらないという選択をします。
最後は締めてくれたりとかね。

「本人(のカラダ)の仕事を残しておく」

マッサージやストレッチもそう。
少し物足りないぐらいが1番良い。

理由→ 揉み返し、小さいケガ、筋肉の回復力↓
対策→ 5〜7割ほぐした後は「残して任せる」

5.クールダウンしない運動と筋トレ

カラダにいいことをしようと思って、
運動や筋トレをするヒトたくさんいます。

悲しいことに、「クールダウン」しないで
カラダの痛みを悪化させていくケースよくあります。

だから、「クールダウン」本当に大事。

食事だって、
食べることよりも、
消化することのほうが大事。

どんなに栄養価のいいものを食べても、
「消化できなきゃ、吸収はされません」し、
「消化できても、吸収力が低ければ、血肉になりません」よね?

実は、
クールダウンがあるから筋肉というのは
「刺激を消化吸収されて、筋肉も良い質のものがつく」ようになります。 


逆に、
クールダウンをしない筋肉というのは
「固まっている(=硬い筋肉)」

これは、血管を締めつけているようなもの。
そうすると、血流の巡りが悪いからゴミが捨てられなくてコリや痛みが悪化していく。

つまり、
固まる→巡らない→ゴミがたまる→機能が落ちる→問題が出る。

だから、クールダウンは本当に大事。


まずは3分でもいいからストレッチやるだけでも全然違います。

一番いいのは寝る前です。
心地よい伸び感のあるストレッチはわずかな時間でも、睡眠の質も上がります。

いい状態で休めるとカラダに「よいクセ」が定着しやすいです。

理由→ 固い質の筋肉になり、血流やコリが悪化
対策→ 寝る前に3分のストレッチだけでもやる

6.水分不足時のパソコン・スマホ

これ、意外な人多いのではないでしょうか。

乾いているとき目って疲れませんか?

というのも、
水分不足していると目にはダメージがいきやすく疲れ目に。

実はそのまま「脳のダメージ」なるのです。


生理学でも、「目は脳の出先機関」と言われています。
発生学では、「脳の一部がくびれて目になる」という事実もあります。


だから、
目の疲れは、脳の疲れ。
目の渇きは、脳の渇き。

脳の80パーセント水分できているので、水が足りないとかなり働きが鈍ります。


乾燥している状態での
パソコンやスマホの大量の情報や電磁波のダメージが大きい。

だから寝起きのパソコンやスマホを
わたしはオススメしません。


「寝起きの30分はパソコンやスマホやらない」ということで、
健康になる人はいっぱいいます。


予防のほうが効率よいので、
水分不足の大きいダメージを防ぐためにも
「小まめに水を飲みましょう」。

飲まなきゃとたくさん飲むと上手く吸収されないこともあるので、小まめがいいです。

理由→ 乾いた目と脳にはダメージ・疲れが2倍以上
対策→ 寝起き30分はスマホ・パソコンは控える。小まめに給水。

7.他人を責める

簡単にいえば、邪気なんです。

「責めることで敵になってしまう」
自分の中で、

「責めることをしなければ敵ではなかった」
問題ぐらいでしかなかったものが

恐ろしいのは「敵」だという認識を育ててしまいます。

そうするとその敵が
自分の職場いるとか、
家族の中にいるとか、

生活範囲の中にいるとなるとストレスが増えて、
自律神経が悪影響を受けてしまう。

だから責めるというよりは、グチ程度に
「あっイヤだな」「困ったな」「どうしようかな」とか……
『変えられる要素』のほうに注目を移すとよいです。

敵としないほうが自分にとっても良いということですね。
まぁ、敵のつもりがない人のほうがほとんどですし、
「自分が敵対をやめれば、相手も敵対をやめる」というのはよくある話です。

敵対をやめるだけで、
実はストレスは減る。

「大したことじゃないな」って思うだけでも気楽ですけどね。

相手を責めるということは、脅威だと思ってしまいます。
それは、自分の中で相手を重さを重くしてしまうというよくないところもありますね。

理由→ 怒りと敵対ストレスと強ばりで自律神経↓
対策→ グチ程度に留め、変えられる要素に注目を移す

8.自分を責める

「他人を責める」と負担になるのと一緒で、
わたしたちは「自分を責める」のも負担になります。

こっちがけっこう多いです。
自己肯定感や気力、自信を奪ってしまう。

そのときに助けになる言葉は
「クセを憎んでヒトを憎まず」

自分のクセが悪いというふうに
考えましょう。

みんな一人ひとり、違ったクセがあります。

すごく成功してるように見えてるヒトも、
性格がいいように見えてるヒトも、
もちろん人格者も、

みんな変わったクセがあります。

人格に欠点はあるのはみんな一緒。

そこを責めてもおかしいので、
クセを憎みましょう。

クセは自分という個性。
実はそこには、「根深い強み」が隠れています。
「短所は長所の裏返し」っていうでしょう?

弱みが、強みそのもの。

だからクセを
「うまくカバーしていくにはどうしたらいい?」「どう整えていく?」「どんな強みになりそう?」というふうに考えると異常に自分を責める必要はなくなります。

理由→ 自己肯定感と気力、自律神経↓
対策→ 「クセを憎んで人を憎まず」「どんな強みになりそう?」可変要素に注目

9.何かを犠牲にする健康追求

「治ったら旅行に行きたい」
「治ったら孫を抱きたい」
「治ったら美味しい物が食べたい」

というふうに、願いを遠くにして
……ただただ、今は耐える。

その、輝かしい未来のために今は耐えということはけっこう負担が大きいんですよね。


健康になるために好きな野球を一切やらないで、健康になったらやろうとなりがちなんですけど、

その時点で犠牲にしてる。

何かを犠牲にして得ようとしているものというのは、
完全にポジティブなイメージで負えなくなるんですよね。

たとえば「お母さんはあなたに良い学校に行かせるために、オシャレも趣味もしないわ。友達付き合いもせずに、あなたのために全て時間を使うわ」言われたら重いですよね。

むしろ「やめてーそこまでしなくていいから」みたいになりませんか?

そういうふうに何かを犠牲にするということはエネルギーに歪みができるんですよね。

何かを犠牲にするというのは
生活がやせ細る。

心豊な生活じゃなくなるし、
気力が落ちる。

そして健康法が効きにくくなる。

あれを犠牲にしてまでやっているだから、

「早く治らなきゃ!」
「早く良くしなきゃ!」
「なんで、すぐ変わらないのよ!」

というふうに不満が溜まりやすくなったり、イライラしてきて、緊張で力みが入ってきて、力が抜けなくて健康法が効きにくくなる。

だからね、元気になったらしたいことは
「小さく叶えましょう」。

たとえばさっきの野球ね。
安全な範囲で野球をするとか、観戦しに行くとか、野球に関わる何かをやるとか。
海外旅行は無理だけど国内旅行に行くとか…

小さくね。


やりたいことを全くやらせないんじゃなくって、
「小さく叶えてあげましょう」

その心の栄養が自律神経に良かったりする。


健康法も続けていけたりするということで、
何かを犠牲にするのはできればやめていきましょう。

理由→ 生活が痩せて気力が落ち、健康法の効果↓
対策→「元気になったらしたいこと」を小さく叶える

10.退屈

退屈って、
実はカラダに悪いんですよ。

これ、意外じゃないでしょうか?

どうしても人間脳というのはあまりに退屈な時間があると「悪い妄想する」作りになっているそうなんですよ。

面白いことに性格がポジティブよりの人でさえそうらしい。

だから人間って生き残ってこれた種族なんだと思います。
ちゃんと危機を察知して生き延びてきた。 
だからこそ、「危機に敏感」なんですよ。

時間があると危機なほうに、心配なほうに、思考が向くようにできているらしいですね。


「退屈があるとネガティブ」になります。


だから「退屈にさせない」ということは
超大事な健康法なんです。

その中身は本当になんでもいい。
無茶苦茶くだらないことでもいい、
誰にも喜ばれない趣味でも、
なんでもいいですよ。

どんな趣味でも、料理でも、娯楽でも、ペットでも、植物でも…
なんでもいい。

中には「何もない」という人は
「それ探し」で遊んでください。

趣味探し、何かできる仕事探し、家事は好きじゃないけど少しマシに思えるやり方探し、娯楽探し。

「趣味はないけど趣味探しが趣味です」
『それ探しは最高の遊び』なります。

近所を歩いて美味しいものを探したり、
綺麗な花を探してカレンダーリマインドしておく。

そして、毎年の楽しみにする。
そんな小さなことでいいから、自分を退屈させないということがすごく大事。

理由→ 時間が余ると思考がネガティブにはしる
対策→ 趣味・娯楽・家族・仕事
または「それ探し遊び」

というわけで、これいくつか当てはまる人多かったのではないでしょうか?
これを一つでも減らせたら
実はものすごく体に良いです。

「カラダにいいことを増やすよりも
カラダに悪いことを減らす」
ほうが効果出やすいです。

投資よりも借金をなんとかしたほうが
お金が増えるのと同じですよね。

というわけで、参考にしていただければと思います。